1909年にスイスのショープ博士により『溶射』が発明されてすでに一世紀が過ぎ、
今日では様々な分野で溶射技術が活躍しています。

「日本溶射工業会」は、1958年の創立以来わが国の溶射技術の発展のため、
様々な形で溶射に関わる企業が結集し邁進してまいりました。
この溶射技術をもっとメジャーにするために、さらには溶射技能士にスポットライトを当て、
溶射技能士の存在価値を高めるために「第1回 溶射技能五輪大会2026」を開催する運びとなりました。

溶射技能五輪大会の開催は、溶射の社会的認知度の向上と
溶射に携わる溶射技能士の技術向上を主な目的としております。
また、我が国における溶射技術の一層の向上を図り、世界をリードできる技能者の発掘、育成に
寄与することも併せて目的としております。

溶射技能士は、資格取得後も優れた技量を競い合う場もなければ、
溶射という技術の特性上披露する場が極めて少なく、
モチベーションを上げる機会が多くありません。
他業種を含めた社会から評価されたり認められたりする機会がとても少ないのが実情です。

この記念すべき第1回 溶射技能五輪大会を成功させ、溶射技能のすばらしさを社会に認知するとともに、
溶射技能士に光を当て、地位向上を実現したい、さらには
溶射に携わるすべての人々がさらなる溶射技術の発展を考えるきっかけにしたいと考えております。
本大会会場へ多くの方にご来場いただき、
各溶射施工企業から推薦を受けた技量の高い溶射技能士が実際に溶射をしている姿をご覧いただくことで、
溶射技術について理解を深め、選手を激励していただきたいと願います。

大会開催要領

Details
開催日時 令和8年4月28日(火)~29日(水)
会場 (株)シンコーメタリコン 本社及び第4工場

滋賀県湖南市吉永405番地
TEL: 0748-72-3311
競技の部門及び定数 競技は溶線式フレーム溶射法を用いた防食の部門と肉盛の部門の2部門とし、参加者の定数は両部門の合計を50名程度とします。
参加資格 国家資格の単一等級 防食または肉盛溶射技能士の資格取得者のみで、溶射作業の従事者に限ります。
主催 日本溶射工業会
後援 厚生労働省(申請中)/(一社)日本溶射学会/防食溶射協同組合/(一社)日本防錆技術協会(予定)
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