WC-CrC-Ni
Bal.
WC-Co-Cr
WC-Co
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ガンバレルの長さ
燃料
粉末供給量
表3:サージェント浴の組成
クロム酸
硫酸
電流密度
同図左からインバータ付きモータ、トルク変換機、軸受け、相手材と続き、相手材の上部に試験片がセットされる。試験片にヘルツ応力を負荷させるため、重りがその上に乗るようになっている。 相手材は、直径150mm、幅15mmのSUJ-2で作製した。転動疲労試験は、相手材を駆動側、試験片を従動とし、相手材回転数500rpm、荷重100Nで試験片表面にピットが発生するまで試験を行った。接触で発生するヘルツ応力は、表4に示したとおり硬質クロムめっきは180N/mm2、WC系は206 N/mm2であった。
表4:各試験片ヘルツ応力
硬質クロムめっき
WC-20%CrC-7%Ni
摩耗量は試験前と1.8×106回転ごとに試験を中断し、試験片を取り外して測定した。転動摩擦係数は、動ひずみ測定器によって1.8×106回転ごとにトルクを3600秒測定し、計算によって転動摩擦係数を求めた。また、顕微鏡による表面観察は試験前と1.8×106回転ごとに行った。 摩耗試験後の重量測定はアセトンで試験片を洗浄し十分乾燥させ、電子天秤で重量測定を行った。その手順はすべての試験片で同一とした。転動疲労試験機の試験片と相手材の拡大図を図3に示した。